IoTとは

 



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目次

IoTとは

IoTとクラウド

IoTとエッジコンピューティング

(株)キーエンスの事例

まとめ

IoTとは

IoT(Internet of Things-モノのインターネット)とは、従来はインターネットに繋がっていなかった様々なモノ(センサー、アクチュエーター、駆動装置、家電、電子機器、クルマ(EV)、住宅、建物)がネットワークを通じて、サーバークラウドに接続され、相互に情報を交換する仕組みのことを言います。

IoT(Internet of Things-モノのインターネット)という用語は、RFID(Radio Frequency Identification)開発に取り組んでいる、イギリスのテクノロジー技術者のケビン・アシュトン氏による造語です。

また、これら各種センサーや通信、クラウドなどIoTに必要なサービスや製品の高性能化や低価格化が進めば、より、IoTの導入が身近なものになっていきます。

IoT化に必要な手順は概ねこのようになります。

接続
既存のPLC/シーケンサと上位システムのクラウドに接続可能なPLC(エッジコンピューター)を接続する。

収集
センサー、エンジンなどから収集機器を使ってデータを収集

解析/予測(クラウド・ビッグデータ・AI

IoTとクラウド

ここでは、IoTとクラウドについて説明します。センサーなどから集められた膨大なデータは、AIのリソースになります。IoTを支えるのがクラウドサーバーです。IoT向けのクラウドサーバーでは、Amazon AWS、Microsoft Azure、Oracle Cloud、IBM Cloudなどの各クラウドサービスを展開しています。

収集したデータは解析することによって、初めて有効活用されます。最近ではAIによるビッグデータの解析がトレンドになっています。ビッグデータにアクセスするには、従来のオンプレミスではなく、クラウドが最適です。クラウドなら各サーバーとの連携や必要に応じてスケールアップ、ダウンが可能なため、コスト面でも有利になるからです。

IoTとエッジコンピューティング

IoTとエッジコンピューティングとは、各装置とクラウドサーバーの中間にエッジサーバーを配置し、データの一次処理を行うことでサーバーの負担増を補い、フィードバックの遅延を改善します。

以前に紹介した楽天モバイルのエッジコンピューターであれば、基地局を制御するコンピューターとエッジサーバーを一つにすることによって、サーバーの負荷を減らし、同時にコストの削減にも貢献しています。

製造現場でも同じように、従来では機器を制御するコンピューター(PLC/シーケンサ)を直接大型サーバーと接続していたものを、中間にエッジコンピューターを置く事によって、クラウドサーバーへの負担を減らし、コストの削減にも貢献します。

エッジコンピューティングのメリットは、現場に近い場所でデータの蓄積や解析ができる点です。各種機器から収集されたデータはエッジコンピューターが処理するのでフィードバックの遅延を改善します。そして、必要なデータだけを上位のクラウドサーバーにアップロードします。

(株)キーエンスの事例

(株)キーエンスの事例では従来のPLC(シーケンサ)とエッジサーバーを一つにした製品KV-7000を発売しています。 エッジコンピューターを使う事により、現場近くでのデータ解析を行うことができます。

従来のキーエンスのPCL(シーケンサ)もクラウドとの中間にこのキーエンスKV-7000を設置することによって、プログラムなしでデータリンクが可能です。豊富な導入実績のある100種類以上ものキーエンスのPLC/シーケンサをそのまま利用できる点がキーエンスKV-7000の利点です。

まとめ

自動車業界では、ほとんどの行程にIoTが活用されています(成形・鋳造加工・洗浄・乾燥・熱処理・プレス・溶接・樹脂成形 ・搬送・組立・検査・成形・鋳造など)。IoTにより、リアルタイムで各種データを監視し、稼働率を計算し、最適な優先順位が視覚的に分かるようになりました。

IoTを使ったデータ分析は、コスト削減や品質改善に繋がるアイデアのために活用されることになります。データを活用するには、まずは高性能のセンサーが必要です。そのため、この記事では、センサに実績のあるキーエンスを紹介しました。

キーエンスは、センサーのみならずPLC/シーケンサからエッジコンピューターまでを手がけています。これは、センサー技術を熟知したキーエンスだからこそできることです。そして、ここではクラウド技術がデータ解析の要になることも分かりました。

既存のキーエンスの機器を活かすには、最新設備もキーエンスを導入する必要があり、営業的にも上手いと思わされるところがあります。このようなキーエンスのセンサやPLC/シーケンサと大手クラウドプロバイバーのクラウドサーバー、IBMのWatsonなどのAIが連携することによって、より複雑で大量のデータ分析が可能になります。

現代の工業製品はここまで緻密な計算をして進化しているということが分かりました。他にもIoTと5Gの関係など、興味は尽きませんが、この記事はまだIoTに関しての始まりでしかありません。ありがとうございました。

 

参考URL:

https://aws.amazon.com/jp/iot/what-is-the-internet-of-things/

8件のコメント

  1. […] 最近では、日本国内でスマートシティ法というIoTの取り組みを推進する法律の整備が進められています。トヨタとNTTが協力しているスマートシティや工場や倉庫、建築物など様々なものにセンサーが取り付けられ、それを5G回線を使ってサーバーとやり取りし、ビッグデータやAIを使って活用する取り組みです。このような取り組みによって、より効率化とコスト削減、従業員への負担が減ると言われています。 […]

  2. […] 5Gにより、よりリアルなVR・AR体験や、従来のクルマやEVとクラウドを接続して自動運転を可能にし、工場内の機器や倉庫の自動化などが可能になります。5G技術は、インターネットと家電などのモノを繋ぐIoTにも不可欠な存在で、ブロックチェーンやクラウド、AIなどともネットワークで繋がっていきます。 […]

  3. […] IBM Garageは、既存のビジネスにIBMが協力し、新しいビジネスを創造します。活用するのはIBMのクラウドやAI、IoTなどの技術です。VWの事例は一見すると過去にあったサービスのようにも見えますが、AIやクラウドが発展した現在ではその意味もまた違います。将来の自動運転に備えた、データ集積により、より最適化した情報をドライバーやパッセンジャーにもたらします。McLaneの新しいビジネスの広告収入についても、過去からあったビジネスですが、IBM GarageはAIで気候などを分析し、より地域にあった広告を出すことで効率化を高めて、収益に繋げることが可能です。どちらも、既存のサービスの追求では生まれなかったサービスであり、このような新しいサービスを提供するのがIBMの役割です。私も人間なので、完璧ではありません。どうか建設的にこの記事を受け取って下さい。最後まで、読んでくれてどうもありがとう。 […]

  4. […] 魚の養殖では、餌食量や水揚げ時期を把握するために、養殖いけす内の養殖魚のサイズを正しく知る事が大切です。しかし、従来の人工知能(AI)・IoT技術によるクロマグロ幼魚のサイズ測定自動化サービスは、60cm以上の成魚が対象でした。そのためヨコワと呼ばれる幼魚(30cm未満のサイズ)は、手作業による選別が行われていて、作業の効率化と測定の精度を上げる必要がありました。 […]

  5. […] プログミラングを覚えると、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)を使った電子工作もできるので、小学生にとってはこちらの方が楽しいと思います。ロボットや模型を動かすアルゴリズムを考えたり、いまでは様々なIoT機器にも対応しているので、小学生のアイデア次第でいろいろと楽しめます。そのためにも、東京のプログミラング教室はおすすめです。 […]

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