キーエンス IoT / IoTとは ( Internet of Things / キーエンス の 事例 を紹介 )

キーエンス iot

 

 

 

ここででは、 IoT ( モノ の インターネット )と クラウド の関係、 キーエンス の事例などを紹介します。

1. IoT とは

2. IoT と クラウド

3. IoT と エッジコンピューティング

4. (株) キーエンス の 事例

5. IoT とは まとめ

 

 

 

1. IoTとは

キーエンス iot
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IoT ( Internet of Things – モノ の インターネット )とは、従来はインターネットに繋がっていなかった様々な物の センサ ・アクチュエーター・ 駆動装置 ・家電・電子機器・ クルマ( EV ) ・住宅・建物)がネットワークを通じて、 サーバークラウド に接続され、相互に情報を交換する仕組みのことを言います。

IoT ( Internet of Things – モノ の インターネット )という用語は、 RFID ( Radio Frequency Identification )開発に取り組んでいる、イギリスのテクノロジー技術者のケビン・アシュトン氏による造語です。また、これら 各種 センサ ー技術 や通信、 クラウド など IoT に必要なサービスや製品の高性能化や低価格化が進めば、より、 IoT の導入が身近なものになっていきます。

 

 IoT 化に必要な手順は概ねこのようになります。

接続
既存の PLC / シーケンサ と上位システムの クラウド に接続可能な PLC ( エッジコンピューター )を接続する。

収集
 センサ ー ・ エンジン などから収集機器を使ってデータを収集

解析/予測( クラウド ・ ビッグデータ ・ AI

 

 

 

2. IoT と クラウド

キーエンス iot
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ここでは、 IoT とクラウドについて説明します。センサーなどから集められた膨大なデータは、 AI のリソースになります。 IoT を支えるのがクラウドサーバーです。 IoT 向けのクラウドサーバーでは、Amazon AWS、Microsoft Azure、Oracle Cloud、IBM Cloudなどの各クラウドサービスを展開しています。

収集したデータは解析することによって、初めて有効活用されます。最近では AI によるビッグデータの解析がトレンドになっています。 ビッグデータ にアクセスするには、従来のオンプレミスではなく、クラウドが最適です。 クラウド なら各サーバーとの連携や必要に応じてスケールアップ、ダウンが可能なため、コスト面でも有利になるからです。

 

 

3. IoT と エッジコンピューティング ( キーエンス iot )

キーエンス iot
キーエンス iot

IoT と エッジコンピューティング とは、各装置と クラウドサーバー の中間に エッジサーバー を配置し、データの一次処理を行うことでサーバーの負担増を補い、フィードバックの遅延を改善します。以前に紹介した 楽天モバイル の エッジコンピューター であれば、基地局を制御する コンピューター と エッジサーバー を一つにすることによって、サーバーの負荷を減らし、同時にコストの削減にも貢献しています。

製造現場でも同じように、従来では機器を制御するコンピューター(PLC/シーケンサ)を直接大型サーバーと接続していたものを、中間にエッジコンピューターを置く事によって、クラウドサーバーへの負担を減らし、コストの削減にも貢献します。 

エッジコンピューティング のメリットは、現場に近い場所でデータの蓄積や解析ができる点です。各種機器から収集されたデータは エッジコンピューター が処理するのでフィードバックの遅延を改善します。そして、必要なデータだけを上位の クラウドサーバー にアップロードします。

 

 

4. (株)キーエンス の 事例 ( iot キーエンス )

iot キーエンス
iot キーエンス

(株) キーエンス の IoT 事例 では従来のPLC(シーケンサ)とエッジサーバーを一つにした製品KV-7000を発売しています。 エッジコンピューター を使う事により、現場近くでのデータ解析を行うことができます。

従来の キーエンス の PCL ( シーケンサ )も クラウド との中間にこのキーエンスKV-7000を設置することによって、プログラムなしでデータリンクが可能です。豊富な導入実績のある100種類以上ものキーエンスのPLC/シーケンサをそのまま利用できる点がキーエンスKV-7000の利点です。

 

 

5. IoTとは まとめ ( キーエンス iot )

キーエンス iot
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自動車業界では、ほとんどの行程に IoT が活用されています(成形・鋳造加工・洗浄・乾燥・熱処理・プレス・溶接・樹脂成形 ・搬送・組立・検査・成形・鋳造など)。 IoT により、リアルタイムで各種データを監視し、稼働率を計算し、最適な優先順位が視覚的に分かるようになりました。

IoT を使ったデータ分析は、コスト削減や品質改善に繋がるアイデアのために活用されることになります。データを活用するには、まずは高性能のセンサーが必要です。そのため、この記事では、 センサー技術 に実績のある キーエンス を紹介しました。

キーエンス は、 センサー技術 の機器を活かすには、最新設備も キーエンス を導入する必要があり、営業的にも上手いと思わされるところがあります。このような キーエンス の センサ や PLC / シーケンサ と大手 クラウドプロバイバー の クラウドサーバー 、 IBM の Watson などの AI が連携することによって、より複雑で大量のデータ分析が可能になます。

現代の工業製品はここまで緻密な計算をして進化しているということが分かりました。他にも Io T と 5G の関係など、興味は尽きませんが、この記事はまだ IoT に関しての始まりでしかありません。ありがとうございました。

 

 

 

参考URL:

Amazon IoT

https://aws.amazon.com/jp/greengrass/

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13件のコメント

  1. […] 最近では、日本国内でスマートシティ法というIoTの取り組みを推進する法律の整備が進められています。トヨタとNTTが協力しているスマートシティや工場や倉庫、建築物など様々なものにセンサーが取り付けられ、それを5G回線を使ってサーバーとやり取りし、ビッグデータやAIを使って活用する取り組みです。このような取り組みによって、より効率化とコスト削減、従業員への負担が減ると言われています。 […]

  2. […] 5Gにより、よりリアルなVR・AR体験や、従来のクルマやEVとクラウドを接続して自動運転を可能にし、工場内の機器や倉庫の自動化などが可能になります。5G技術は、インターネットと家電などのモノを繋ぐIoTにも不可欠な存在で、ブロックチェーンやクラウド、AIなどともネットワークで繋がっていきます。 […]

  3. […] IBM Garageは、既存のビジネスにIBMが協力し、新しいビジネスを創造します。活用するのはIBMのクラウドやAI、IoTなどの技術です。VWの事例は一見すると過去にあったサービスのようにも見えますが、AIやクラウドが発展した現在ではその意味もまた違います。将来の自動運転に備えた、データ集積により、より最適化した情報をドライバーやパッセンジャーにもたらします。McLaneの新しいビジネスの広告収入についても、過去からあったビジネスですが、IBM GarageはAIで気候などを分析し、より地域にあった広告を出すことで効率化を高めて、収益に繋げることが可能です。どちらも、既存のサービスの追求では生まれなかったサービスであり、このような新しいサービスを提供するのがIBMの役割です。私も人間なので、完璧ではありません。どうか建設的にこの記事を受け取って下さい。最後まで、読んでくれてどうもありがとう。 […]

  4. […] このようなDX企業になるには、クラウドとAI、そして5G、IoTなどの技術です。今回は主にクラウドについて説明しました。しかしクラウドについては、あまりにも複雑なので、今回はこれらの技術がDX企業に変化するキーポイントだと知ってもらえればいいです。 […]

  5. […] 魚の養殖では、餌食量や水揚げ時期を把握するために、養殖いけす内の養殖魚のサイズを正しく知る事が大切です。しかし、従来の人工知能(AI)・IoT技術によるクロマグロ幼魚のサイズ測定自動化サービスは、60cm以上の成魚が対象でした。そのためヨコワと呼ばれる幼魚(30cm未満のサイズ)は、手作業による選別が行われていて、作業の効率化と測定の精度を上げる必要がありました。 […]

  6. […] プログミラングを覚えると、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)を使った電子工作もできるので、小学生にとってはこちらの方が楽しいと思います。ロボットや模型を動かすアルゴリズムを考えたり、いまでは様々なIoT機器にも対応しているので、小学生のアイデア次第でいろいろと楽しめます。そのためにも、東京のプログミラング教室はおすすめです。 […]

  7. […] 温度計・湿度計は、IoTセンサー技術により、外出先からスマートフォンやタブレットで温度管理が可能です。その他、オフィスの入退出管理や社員識別システムなど、各種センサー技術を使用したオフィスのデジタル化が進んでいます。 […]

  8. […] ・今後、10年から20年後までに、現在の仕事の半分はAI・IoT・ロボットが代わりにやるようになると言われています(新聞に書いてありました)。そのため、SF映画・アニメのように家で仕事をする人が増えはずです。 […]

  9. […] しかし、最新の5Gスマートフォンのように、本来は高速なスピードは一番の特徴ではないのですが、(数万以上の各種デバイスやIoTセンサの同時多接続が特徴)、ユーザーに高価な5Gスマートフォン(ドコモ等)を購入してもらう為に、メーカーはあえて高速大容量を強調しています。 […]

  10. […] 製造実行システム(MES)の特徴や口コミ・評判を紹介してきました。日本は、今回のコロナ騒動で行政の処理の遅れや製造業に於いてもテレワークの遅れなどが目立ちました。今後は製造現場でも、このようなMESやIoT・AIを活用した生産が行なわれるはずです。 […]

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