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2020年の自動車トレンド(そして新しい ハリアー)







https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1246/515/html/002_o.jpg.html

現在のクルマの流行はSUVです。セダンやコンパクトカーでさえも背が高いクルマを製造しています。

雑誌『Autocar』はフォードフィエスタSTをドライブして『乗り心地は地面と切り離されていて、現代風だ』と書いていました。おおむねこんな書き方をしていました。このような現代風の乗り心地は、昔からのクルマ好きは落ち着かない。クルマを運転してる感覚に乏しいのです。

しかし、現代のクルマの動力性能とハンドリングは大幅に進化しています。そこは現代のクルマの良い点です。具体的には、どんなコーナリングでも一度ステアリングを切り込むと、そこで終始安定してほぼステアの切り増しが必要ありません。そのため、アクセルとブレーキの加減速に神経を集中することができるので、速く走ろうと思えばいくらでも速く走れます。しかも、最新のDCT(ツインクラッチ)なら自動的により速い変速を行ってくれるので、普通のクルマでは敵いません。そして、コーナーをうまく曲がるのも、滑りそうになった時に最適なトラクションを自動的に配分するのもすべてコンピューターが行ってくれます。

そのため、確かにクルマは楽しいのですが、ジャーナリストもユーザーも楽しみを見つけるのに苦労しているように見えます。そんな時代なので、快適で便利なSUVが流行するのもうなずけます。最近のSUVはもちろん現代のクルマなので、背が少し高いだけでエンジンとハンドリングは他のクルマと同じでレベルが高いです。これでは、クルマの差別化はスタイルと内装くらいしかなくなってしまいます。しかし、それが現状だと思います。だから、本当のクルマ好きはみんな、昔のクルマを運転しています。

技術面でのトレンドは日本ではハイブリッド技術で、欧州ではマイルドハイブリッドです。ハイブリッドはモーターが主役にもなる役割を果たしますが、マイルドハイブリッドはエンジンが主役の働きをします。

例を挙げれば、レクサスとアウディなどがあります。レクサスはハイブリッドと高効率のガソリンエンジンを搭載して燃費と走りを高めています。アウディは高効率のガソリンエンジン/ディーゼルエンジンを補助的なモーターで補っています。トータルのスペックではレクサスに軍配が上がりますが、パワーや走りはアウディ(クワトロ)の方がいいです。これは単純な話で、ガソリンエンジンとクワトロのダイレクトな走り、そしてパワーがレクサスよりも優れているからです。



性格的にもレクサスは優雅にクルージングするようなクルマです。エンジン技術もおそらくアウディの方が優れているでしょう。そうなると、単純に考えても燃費はレクサスが上だとしても、エンジンとモーターのトータルの効率で考えたらアウディが上でしょう。効率の追求こそがドイツ人の最も得意とするところなので、いかにレクサスがトヨタの大企業だとしても、そう簡単には真似はできないでしょう。

そうなると、トヨタはお決まりの中庸路線で台数を売るというビジネスになっていきます。レクサスなら、エキセントリックな外観スタイルがキーポイントです。これなら、ハイブリッド独得の走りにもマッチするので、レクサス独自のセールスポイントにもなります。その点がアメリカでは人気になっているようです。



今日、トヨタの新型ハリアーが発表されました。エンジンは2.5リッターと2.0リッターの「ダイナミックフォースエンジン」です。これはトヨタRAV4にいち早く搭載されていたエンジンです。このエンジンは旧型と比べると、その性能の差は歴然でパワーと燃費が大幅にアップしています。ハイブリッドにすると、その良さがさらに光るでしょう。つまり、新型ハリアーもRAV4もハイブリッドを購入するのが正解というわけです。価格も最上位グレード以外なら、ガソリンモデルとほとんど変わらないのも嬉しいところです。ところで、今回のハリアーはより、「レクサス」のようなスタイルになりました。内外装も豪華になって、RAV4との差別化を図ってきました。でも、このクルマは欧州では売れないでしょう。あまりにドメスティックなクルマだからです。それこそ、クラウンのようなクルマです。

最近は欧州のコンパクトSUVがたくさん発売されてきたので、これらのクルマもライバルになります。ランドローバーの『ディスカバリー・スポーツ』などもその一台です。力強い2リッターエンジンとイギリスならではの豪華な内外装を見たらハリアーが霞んでしまいます。だから、ディスカバリー・スポーツの試乗はしない方がいいかもしれません。欲しくなってしまいますからね。

トヨタもディスカバリーも同じ2リッターエンンジンですが、ディスカバリーはジャガー製の2.0リッター・ターボエンジンで200馬力なのでまったく馬力が違います。ハリアーは普通の低燃費エンジンです。これでは勝負になりません。また、ディスカバリーはディーゼルエンジンモデルも用意されています。つまりハリアーはお決まりの新エンジンを搭載して、内外装をアップデートしただけのクルマだと言えます。それでも、人気があるのはトヨタのSUVであることと、人気のある車種の為にリセールバリューが高いためです。これは、レクサスでもっとも人気が高いレクサスRX450hでも同じでした。

あとは、この手のSUVは遊びクルマでもあるので、過激なエンジンやクールな内外装などの『特別感』が欲しいところですが、その点はハリアーには望むべくもありません。ハリアーのようなクルマを購入する層は、短い期間で新車に乗り換えることを楽しみにしている人達が多く、日本では大事なお客になっています。

そのため、新しいハリアーなら高く売れるので、また最新のクルマを購入しやすくなるのです。新型ハリアーについては、すでに発売しているRAV4が完璧に素晴らしいクルマなので、あまり言うことはありません。RAV4は『日本カーオブザイヤー』も獲得しました。昔ながらのドメスティックカーが好きな人は新型ハリアーですが、現代風のクルマが欲しいならRAV4となるでしょう。












1件のコメント

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