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SAPとは

Table of contents

SAPとは

SAP History

 The early years

   1981〜1990

 1991〜2000

 2001〜2010

 2011〜現在

What is SAP S/4HANA?

Transform automotive companies with intelligent ERP.

Summary

SAPとは

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https://www.sap.com/corporate/en.html

SAPとは、データ処理システム、アプリケーション、製品(ドイツ語のDatenverarbeitung ,Anwendungen,Produkte)の頭文字から来ました。SAPは、1972年にドイツのヴァルドルフに設立されたヨーロッパ最大級のソフトウェア企業です。ドイツ国内で最も時価総額の高い企業でもあります。

SAPは、主にERPという企業資源計画を行うソフトウェアを開発・販売しています。SAPは会計管理や研究開発、在庫管理などさまざまな用途にカスタムが可能です。

SAP HANAというインメモリコンピューター(すべてのデータをHDDやSSDではなく、メインメモリに格納して処理するコンピューターのこと)を使ったDBシステムやAIやビッグデータと組み合わせることで、企業の新しい価値を創造する力を持ったソフトウェです。これらはあらゆる細かいパラメーターを設定可能で、極限までのコスト管理もシュミレーションすることができます。

SAP History(SAPの歴史)

ここでは、SAPの歴史について説明したいと思います。一晩でバッチ処理をするのではなく、顧客が必要なときにデータを処理するソフトウェア。リアルタイム・コンピューティングの夢を見る。これがSAPのはじまりです。

SAP History The early years

最初のコンピューターはメインメモリがたった4MBしかありませんでした。それでも当時としてはとても高速な処理を発揮しました。

・IBMサーバーとDOSオペレーティングシステムを使用する。

・Siemens 7738とIBM/370-148をペアリングすることにより、データ処理インフラストラクチャを強化。

・より強力なIBM 4341に置き換える(4MBメモリ搭載)。

1981年〜1990年

・SAPデータセンターには、3つのIBMサーバーと1つのSiemensサーバーがあります(64MBメモリ搭載)。

・さまざまなメーカーの4つのUNIXシステムが研究開発に使われる。

・SAPのデータセンターには、IBM、Siemens、DEC、Hewlett-Packardのサーバーがあります(1224MBメモリ搭載)

1991年〜2000年

・SAP R / 3は、リアルタイムでデスクトップに到達する。標準アプリケーションソフトウェアのクライアント・サーバー・バージョンにより、世界中でビジネスをより効率的に実行できるようになりました。

・Microsoftと協力して、SAP R/3をWindows NTオペレーティングシステムに移植する。

・漢字をサポートするバージョンのSAP R/3を日本に提供

・SUNハードウェアにも移植。関連する全てのRISCプラットフォームで実行できます。

・オンラインアプリケーションをSAP R/3に接続できるようになる。

・新しい、IBM AS/400プラットフォームを利用できるようになる。

2001年〜2010年

SAPは、必要なときに必要なリアルタイムデータを処理できるようになる。クラウドコンピューティング、モバイル、および ※1インメモリ・コンピューティングにより、どこからでもリアルタイムデータにアクセスできるようになる。

※1 インメモリ・コンピューティングとは、全てのデータをメインメモリ上に持つことによって、処理を高速化する技術(SAP HANAなど)。

・世界で3番目に大きな、独立系ソフトウェアプロバイダーになる。

・革新のインメモリ・テクノロジの誕生

2011〜現在

2011〜現在は、インメモリ、クラウドコンピューティング、ビジネスネットワークが記録的な結果をサポートします。企業の継続的な成長は、超高速データ分析が不可欠で、SAP HANAインメモリプラットフォームによって推進されています。

戦略的買収と継続的な革新により、SAPはクラウドコンピューティングおよびeコマースビジネス・ネットワークのリーダーとなります。SAPは、SAP S / 4HANAとSAP C / 4HANAの発売により、顧客がインテリジェント・エンタープライズになるのを支援する次世代のエンタープライズ・ソフトウェアを発表します。

・SAP HANAは、エンタープライズ・ソフトウェアの歴史の中で最も急成長したソフトウェアになる。

SAP S / 4HANAの登場。

AppleとSAPのパートナーシップを発表。

Googleと提携する。

・SAP HANAは、3つの最大のパブリック・クラウドプラットフォーム(Amazon AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform)で利用可能になりました。

・SAPは、2025年までにカーボンニュートラルになると宣言。

SAP C / 4HANAの登場

IntelとSAPのパートナーシップを発表。

 SAP S/4HANAとは

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https://www.sap.com/products/s4hana-erp.html

SAP S/4HANAとは、インメモリデータベースSAP HANAで実行される、インテリジェントな統合ERPシステムです(※1 インテリジェント・エンタープライズ)。

※1 SAPのインテリジェント・エンタープライズは、従業員がより価値の高い成果に集中できるように、AI、機械学習、IoTクラウド、アナリティクスなどの最新技術を活用したソフトウェアなどのことを言います。

また、広義の意味での、GoogleやIBMのコンテナ技術やKubernetesは、システム管理者やソフトウェア開発者などが専門分野に集中できる仕組みを作り上げ、SAPとの共通点もある。

管理できるのは、経理・財務管理、サプライチェーン、製造、研究開発・エンジニアリング、セールス、プロフェッショナルサービス、調達・購買、その他(設備資産の運用・保守のシンプル化、環境・安全・衛生のリスク管理、サービス契約の管理、顧客中心のサービス提供、サービスパーツ管理の合理化、コア人事・給与システムの合理化)など多岐に渡ります。

インテリジェントERPで自動車会社を変革する

ここでは、インテリジェントERP について説明していきます。日本の自動車メーカーのトヨタが静岡県にスマートシティを作るという構想を打ち出しました。このような新しい取り組みはDigitalTransformation(DX)によって行われます。トヨタは本来は自動車メーカーですが、IT技術によって自分達の持つ自動車製造技術やソフトウェア技術を他業種に提供し、トヨタのプラットフォームを育てる狙いです。

競合他社では、ヒュンダイ自動車がUberテクノロジーと提携して空飛ぶ自動車を開発する話もあります。トヨタが現在、最も力を入れているのがMaaSとAIの分野です。モビリティを得意とするトヨタは将来の都市に不可欠な自動運転の分野でビジネスをしたいと考えています。

その理由は、2050年には人々の70%が都市に集まるという話が関係しています。日本の東京では現在も毎年のように人口が増えています。このようなスマートシティが誕生すると、日本の地方にも人々が移り住むことになります。これらは、遠い未来の話ではありません。まずは、2025年に日本は「2025年の壁」という試練がやってきます。

これは、多くの日本企業がDX企業になる、またはITをビジネスのサポートではなく価値を生み出せるチャンスを逃すという話です。具体的にはソフトウェア開発に必要なコンテナ技術、Kubernetesなどの技術者が不足しているという理由があります。

現在、従来のオンプレミスからハイブリッドクラウドで業務システムを運用する企業が増えてきましたが、そのような企業はコンテナ技術にの開発にも力を入れています。しかし、全ての企業がそのようなクラウドやAI、SAPシステムのようなインテリジェントERPに対応できるとは限りません。また、急に自社のシステムを最新にするのが最適とも分かりません。

トヨタのスマートシティはトヨタの静岡工場の跡地に、スマートシティを作るという計画です。去年のCESで話題になりましたが、スマートシティでは人々はMaaSで移動し、家では5Gや従来よりも高速な光ファイバーネットワークによりあらゆる家電がネットに繋がるIoTによって管理されます。SONYはCESでEVのVISION-Sを発表しました。

これはソニーの持つエンターテイメント技術やセンサー技術、カメラ技術を融合させたクルマです。このSONY VISION-Sのプラットフォームはトヨタ・スープラやBMWなどのクルマを受託開発・製造するマグナシュタイヤー社が関わっていると聞きます。

トヨタがなぜこのようなスマートシティを作るかというと、豊田社長が言うように「ソフトウェアの進化がハードウェアを上回る」という現象があるからです。例えば、音楽を聴くにしても音楽の音源自体は従来と変わりませんが、それを人々に届けるプラットフォームが変わったことにより、音楽業界が激変しました。

トヨタで言えばクルマのハードを開発する技術を元に、それを人々に届けるプラットフォームを作って行こうということです。豊田社長は、これからのクルマのマイナーチェンジはソフトウェアを更新することによってなされると言っています。

これは先ほどのSONY VISION-Sも同様で、AIにより、よりオーナーの好みに合ったクルマに変化していきます。

トヨタのスマートシティではMaaSからさらに、家や道路などのインフラにまで発展します。これらがいわゆるDXです。今回、紹介したSAPもこれらの重要な役割を果たします。SAPのインテリジェントERPはAIとクラウドを使って業務を最適化します。高速にビッグデータを分析して最適な結果を得ることにより、企業は新しいアイデアを形にすることができます。

トヨタは最近、日本の通信会社のNTTと資本・業務提携しました。これはNTTの持つ5Gや光ファイバー網、ソフトウェア開発技術をうまく利用するためです。この提携はどちらに対しても企業価値を上げる事になると言われています。

Summary

トヨタは2018年に全社経理情報基盤に、SAPの次世代ERP「SAP S/4HANA®」とカラム型インメモリーDBプラットフォーム「SAP HANA®」を採用したと発表しました。SAP HANAでは、インメモリコンピューティングにより、ビッグデータの解析も容易になります。

SAPは製品開発にも多く取り入れられていますが、トヨタはまずは経理情報基盤からSAPを導入しました。今後は製品開発にもSAPが取り入れられる可能性があります。何よりも、現在のトヨタはハードよりもソフトに重きを置いた企業だからです。

SAPについては、経営から研究開発などのあらゆる業務に対応できる柔軟性を持っています。その処理速度も過去のものとは比べ物になりません。もちろん、それを使いこなす技術や知識も不可欠です。そのため、世界各国で今後ますます技術者の養成が盛んになるでしょう。

現在のSAPは、急に世界のトップに登りつめた訳ではありません。今回のSAPの歴史を見ても分かるように小さなシステムから始まり、序々に大きなシステムへと移行し、採用企業を増やしていきました。そこにはドイツ的な合理主義も貢献したのではないでしょうか。そのような考えが厳格なコスト管理を求められる現代の経営と合致して、今のSAPの評価になったのだと思います。

SAPについては、あまりに広い範囲の知識と技術が求められるので、開発・運用側、そしてそれを使用する従業員も学習が必要になってきます。今後のSAPはユーザーがより使いやすいインターフェイスを備えることになると予想しています。

この記事は初心者向きのSAPに関する記事です。より深くSAPについて知りたい人はオフィシャルホームページを参照することをお薦めます。最後まで読んでくれて、どうもありがとう。

参考URL:

https://www.sap.com/index.html

https://www.sap.com/japan/index.html

https://www.sap.com/corporate/en/company/history.html

https://www.sap.com/products/s4hana-erp.html

https://www.sap.com/japan/products/s4hana-erp/features.html

https://blogs.itmedia.co.jp/hana/2012/05/post-1ea8.html

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