MaaSとは

目次

MaaSとは

CASEとは

欧州自動車産業のMaaSソリューション事例

まとめ

MaaSとは

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/29933339.html

マースMobility as a Service(MaaS)とは、情報通信技術を活用して自家用車以外の様々な交通手段による移動を一つのサービスとして考え、それらをシームレスに繋ぐ新たな移動の概念のこと言います。このシステムではクラウドを活用し、都市部の交通渋滞を解消し、安全運転に役立てます。また、自家用車の利用からMaaSに転換することにより、二酸化炭素の排出量を減らすことが可能です。MaaSの概念はまだ不確定ですが、自家用車は入っていないようです。自家用車以外の自動車と言えばバスやタクシーなどになりますが、多人数が同時に移動できることにより、効率や環境面でもプラスになります。

トヨタは2019東京モーターショーで、2020東京オリンンピック・パラリンピック向けに、Autono-MaaS 専用EV 「e-Palette」という多人数が乗れる、EVを公開しました。このクルマの定員は20名で航続距離は150km、最高速が19km/hと発表されています。まさに個人の自家用車とは対極のクルマで床をフラットにして車椅子も簡単に乗ることが可能です。トヨタは、2018年に自動車会社から人々の移動を支えるモビリティ・カンパニーの変革を宣言するように、このe-Paletteを様々なモビリティサービスに対応させていきます。

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/29933339.html

CASEとは

ケースCASEとは、(Connected/接続性、Autonomous/自動運転、Shared/共有、Electric/電動化)の頭文字を合わせた言葉で、2016年にメルセデス・ベンツが提唱しました。

それから自動車業界全体でも広くCASEという言葉が使われるようになりました。MaaSは交通インフラ全体を現す概念として使われていますが、CASEは自動車業界がクラウド技術を活用した自動車の自動化や電動化の総称として用いられています。

前に、このブログで紹介したクルマ SONY VISION-S はまさにCASEの技術を活用しています。

Connectedでは、ユーザーのモバイル端末と繋がり、車内に乗り込むともモバイル端末の画面が車内のパノラマスクリーンに瞬時に映し出されました。

Autonomousでは、未来の自動運転を再現し、交通渋滞をAIが予測し、それをクルマが受診することによって、渋滞の回避や交通事故を防ぎます。また、これらの新しいクルマは常に新しい学習によって、より多くのことを学んでいくことができます。そして、常に最新の機能が実装され、ユーザーの好みのクルマに変化していくのです。

Sharedは、クルマを共有することです。今までは、個人で自家用車を所有していました。しかし、それは駐車場の確保や、交通渋滞、二酸化炭素、そしてクルマの維持など、多くの問題がありました。クルマをシェアすることによってこれらの問題を解決することを目指します。

Electricは、自動車の電動化です。環境や自動運転に対応するには電気自動車しかありません。電気自動車は既存の自動車メーカー以外のテスラ、最近ではSONYも電気自動車を発表しています。これらのメーカーの高級な電気自動車がシェアされるかは分かりませんが、もう少し安価な電気自動車が人々の足になる可能性はあります。そして、MaaSで活躍するタクシーなどの自動車も電動化することになるでしょう。

欧州自動車産業のMaaSソリューション事例

MaaS事例:Ask Mercedes ダイムラー (Mercedes and IBM collaborate)

MikesPhotosによるPixabayからの画像

Ask Mercedesは、Android用の車両管理アプリケーションで、IBMと協力することによってIBM WatsonのAI会話型テクノロジーとIBM Cloudを活用した仮想アシスタントとして活用可能です。Ask Mercedesは、ドライバーが自分のクルマに関する質問に即座に回答するのを支援します。また、このアプリは現在の高度な機能を持つメルセデスのオーナーだけでなく、新しいアップデートに不慣れなカーシェアリングやレンタルサービスのユーザーを支援するように設計されています。今後、このAIアシスタントを車両自体に組み込む予定です。これによって、どのようなユーザーでもアプリでクルマに関する情報を参照できるようになります。しかし、AIにも限界はあるので、その時は追加情報やコールセンターをユーザーに紹介します。

We Experience VW (Volkswagen and IBM collaborate)

Scott WarburtonによるPixabayからの画像

VW We Experienceは以前このブログの、What is IBM Garage?で紹介したIBMとの協力で開発したドライバーと乗客のニーズに応えるアプリです。これらのシステムによってVWも自動車会社からモビリティメーカーへと変身することでグローバル経済の変革に対応します。

MOOVSTER ドイツのスタートアップ

https://www.getmoovster.com/

MOOVSTERはドイツ・ミュンヘンにあるMaaSアプリを開発するスタートアップ企業です。MOOVSTERが使う移動手段は地下鉄や自転車、カーシェアリング、電動スクーターと様々です。現在アプリのデモやテストをウェブページから募集しています。これは、例えばMOOVSTERで通勤した代金を雇用主に支払ってもらう仕組みです。持続可能な移動手段であれば、利用者はより多くの特典やポイントを受けることができます。また、これは個人的な旅行にも使うことができます。

まとめ

さて、ここまでMaaSやCASEについて説明してきました。MaaSとは大きなモビリティの概念を現す言葉で、既存の自家用車は含めない移動手段をシームレスに繋ぐという考え方です。

CASEとは、既存の自動車をよりカーシェアリングやカーレンタルに対応させ、電動化、自動化、コネクティビリティに対応させたサービスです。IBMのAI技術WatsonとIBM Cloudによって、瞬時にクルマに情報が共有され、人々の役に立つように成長していきます。

これらのAIシステムが、誰もが使えるシェアされた電気自動車などに搭載される点がポイントです。すなわち、既存の自動車会社はモビリティ・カンパニーとしてソフトウェアやプラットフォームをIBMなどのIT企業と協力して行います。

将来には、自動車の製造の多くはボッシュやマグナ、デンソーなどの自動車部品メーカーが行うようになるかもしれません。IBMはIBM WatsonやIBM Cloud、IBM Garageなどを駆使して、ITコンサルタントのトップを走ります。

IBMは、今までの大型計算機やPCの時代の会社とはすっかり変わりました。これからはよりオープンソースを駆使した開発が進み、ここでも汎用性の高いOSであるLinuxを持つIBMには優位性があります。

また、同じようにAndroidという汎用性の高いOSもつGoogleもAI、Cloudの強みを活かしてより成長していくことが予想されます。

MaaSやCASE技術への取組みはまだまだ始まったばかりですが、将来はこの流れになるのは確実であり、各社とも生き残りを賭けた開発競争が始まっています。最後まで、読んでくれてどうもありがとう。

参考URL

https://www.ibm.com/jp-ja/industries/manufacturing/cognitive-manufacturing-forum

https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-motorshow/

https://www.ibm.com/services/jp-ja/case-studies/vw/

https://www.ibm.com/blogs/think/2017/11/end-of-the-car-manual/

https://www.getmoovster.com/

1件のコメント

  1. […] DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、例えばソニーが既存の技術を活用してEVを製造したり、トヨタがMaaS(マース)と言われる交通インフラを構築したりすることが挙げられます。このようにITによって、従来にはなかった新しい価値を創造することをDXと言います。 […]

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