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Honda eとは

Honda eとは、全く新しいEV(電気自動車)です。このクルマはHondaが以前から、街と人々とクルマの共存する社会を見越して開発されていました。数年前にも、Honda magazineでイラストが公開されていました。そこには、可愛らしいこのHonda eのようなクルマと歩行者がまるで会話をするようにコミュニケーションする様子が描かれていました。それは、ライトで意思を表したりするものでした。このクルマはかつてマスキー法をクリアした初代Honda Civicのようなエポックメイキングなクルマになるのではないでしょうか。それだけ、社会にインパクトを与えるクルマに見えます。日本では誰もがHonda Civicに乗っていました。私の父親も例外ではありませんでした。私は残念ながらシビックのことはあまり覚えていないのですが、コンパクトでよく走るクルマであったようです。何よりも、乗っている人には新しい時代のクルマに乗っているという喜びがあったのでしょう。Hondaは背高ミニバンのオデッセイを発売するまでは、しっかりとした走りのアコードやシビックが人気でした。しかし、背高のクルマが流行するにつれ、日本でもミニバンブームが起き、シビックも海外モデルで巨大化し、いつしか日本ではFIT(Jazz)がコンパクトカーの主流になっていきました。それは、以前のシビックとは違うクルマでした。もう、欧州のコンパクトカーとは差が開いてしまいました。

このHonda eとは、そんなHondaの原点回帰を思わせるクルマになっているように見えます。それは、人々が素直に欲しいと思えるクルマだということです。このコンパクトにはしっかりとしたドライビングポジションと後輪駆動の走り、そしてHondaらしいアイデアに溢れています。今の街づくりでは、人々が歩く道は道路の上につくられクルマはその下を通るような、分けれれたものが見られます。まるでクルマは邪魔者として追いやられたようにも見えました。しかし、このHonda eは人々と寄り添えるような感覚を私たちに与えてくれます。クルマに興味を持たない人でも、こんなクルマならいいな、と思ってくれる人も少なからず現れるような気さえしています。そして、クルマ好きならこのクルマに興奮せずにはいられないはずです。ダッシュボードにはまるで、日本のShouji(Japanese paper door)をイメージしたような、数枚のディスプレイが並べられています。しかもこれは、タッチすることでその位置を入れ替えることができます。まるで、Syoujiを入れ替えたように見えます。これは、日本らしいアイデアです。

航続距離はたったの200km前後であると言われています。しかし、日本に限ってはそれでもあまり問題を感じません。なぜなら、人々は普段は近くのスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどにしか買い物に行かないからです。しかも、毎日使う人ばかりではありません。ですので、このHonda eでも特に問題はありません。遠出するような人はスバル・レガシィやホンダ・アコードを使うでしょう。ただし電源コンセントに関しては、日本はあまり恵まれた環境にありません。多くのマンションでは屋上に太陽光パネルは設置されていますが、電源コンセントは設置されていません。どこかのスタンドやディーラーに充電しに行かなくてはなりません。それはかなり不便です。日本でそのような問題が解決されてくれば、一気にこのクルマが広がるかもしれません。製造時に二酸化炭素を多く排出するとしても、長い目で見れば排気ガスを出さないこのクルマは環境に良いのは間違いありません。

故本田総一郎がこのHonda eを見たらなんと言うでしょうか。昔、S600の発表会では川沿いに報道陣を集めてクルマに飛び乗ると、彼は全開加速で走り去りました。クルマの性能をアピールするためです。きっとこのクルマでも満面の笑顔で嬉しそうに説明する彼の姿が目に浮かびます。なぜなら、人々の役に立つクルマを出すことが彼の喜びだからです。ホンダのスーパーカブもその一例です。スーパーカブはどんな運転をしても壊れることはありません。雪の日も雨の日も365日働き続けることができます。このHonda eもそんな人々の身近なクルマになることを彼らは願っているのかもしれません。このたくさんのディスプレイは実際に役立つかは分かりませんが。少なくとも、走りに関しては満足の得られるものになっているようです。このクルマが日本の道路でK-Carの代わりに走り回る日を楽しみにしています。

2件のコメント

  1. […] この新世代 EV 日産 アリアは、CES2020 で登場したソニー のコンセプト EV「ソニー VISION-S」を思い起こさせるクルマです。ソニー VISION-Sは、AIや5Gを活用した、将来の自動運転を見据えた安全や快適、エンターテイメント・アダプタビリティの進化が集約された移動空間と謳っていました。これに近いコンセプトを持つ日産アリアは、より現実的なEVとして私たちの前に登場します。他メーカーではHondaのHonda eという小型EVも話題になっています。 […]

  2. […] 例えば、日本の自動車メーカーであるHondaでは、開発担当者が広報担当に異動するような例も見られます。そのような人にクルマを紹介してもらえれば、人々はよりクルマに魅力を持つようになるでしょう。これも、先ほど紹介した技術よりもユーザーの役に立つ取り組み、つまり新しい価値の提案でもあると思います。 […]

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